才太郎畑

日々の備忘録にしたい

2024年映画見たよ記録【2月】

 月一で映画を見ようという取り組み、始めて2ヶ月目ですが……今月は1本!早々に目標達成ギリギリの数字!しかもその1本は人に誘われて行ったので自発的には何もしていない。まあ、今月は冬季うつの傾向が出てメンタル的にあまり調子がよろしくなく、映像を長時間見る体力がなかったので難しかった。来月は暖かくなってマインドも上向きになってほしいな。

 

映画『ゴールデンカムイ』(2024/日本)

 会社の先輩と遊びに行った時に帰りに見ようと誘われ見た。制作発表時は不安の声も大きかったがキャストのビジュアル発表で意見が一変し、公開された後も好意的な感想を聞いていたから決して気にならなかったわけではないが、誘われていなければ足を運んでいなかっただろう。

 ゴールデンカムイ、もとい金カムは元々原作漫画を最終話まで読破していて、好きな作品の一つだ。独特なギャグセンスとかっこいいバトルシーン、各所で差し込まれるグルメ要素、そしてアイヌ民族の文化や歴史に対する真摯な姿勢、エンタメの塊すぎるし、大きな影響を与えた作品だと思う。しかし、一度知った内容をもう一回見るというのがあまり好きでないので、アニメ版は未視聴だ。もちろん漫画とアニメでは表現方法も違うし、それぞれの楽しさがあることは知っているけれども、映像は自分の速度で物語を進められないのがネックで、原作読んだらそれでいいか……となってしまった。実写化決定の報を聞いた時も、皆の頭に一回浮かんだであろうあの監督でなければいいな……と思ったくらいで、特段感慨もなかった。いや、似すぎだろ……と驚いたビジュアルのキャラはいたけれども。

 今回縁があり映画館で見ることができたわけだが、実写化であるからといって特に気になった点もなく、良いエンターテイメントで素直に面白かった。アイヌの人物や村の造形、言語や文化風俗はかなり心を砕いて撮ったのだろうし、明治時代の北海道の風景は、他の作品等で描かれているのをあまり見たことがないから新鮮だった。登場する人物たちもみんな「そのまま」で違和感がなかった。尾形のあごとか月島の鼻の横の線とか、原作者のクセのある作画がちゃんと表現されていたのはすごかったけれど、特に牛島先生、見た目があまりに原作に忠実すぎてどうやったらこんな似るんだ……!?漫画からそのまま抜け出してきたんか??と感心した。あと、原作のこのシーンを読んでからかなり時を経ているので、詳細なストーリー意外と新鮮な気持ちで見れた。月島とのバトルってもうこの頃にやってたんだっけ、とか。

 心残りを挙げるならば、「俺たちの戦いはこれからだ!」感満載で終わったことは少しだけ不完全燃焼な気分だった。谷垣がニシパになってないし、勃起のおじさん(名前忘れてしまった……)も出てきていない、だいぶ序盤で終わってしまっている。ストーリー端折ってもしょうがないので尺の関係上仕方ないことではあるのだが、金カムはここからが面白くなるところだから。しかし、映画最後の連続カットでこれからのストーリーで登場するキャラクターのビジュアルがお披露目となり、原作を知っているファンには嬉しい演出もあった。現時点で続編が決定しているわけではないようなので、これは今回の興行収入によっては続編をつくりたい、という運営のメッセージなのだろう、と捉えている。私は家永カノをずっと推しているので(これを友人とか知り合いに言うとだいたい困ったリアクションをされるので心外である)、続編制作決定した暁には、どうか頼みます、もう一回原作作画すぎる牛島先生も見たいし……

 

今月のまとめ

 累計視聴数・・・1本

 

 既に述べた通り、今月は映画を見れるメンタルが保てなくて目標ギリギリの結果に。目標守れただけでも良しとする。引き続き『ボーはおそれている』が気になっているが、3時間あると聞いてトイレと視聴中の情緒が心配になってきた。人を誘うのもためらわれるが、一人で3時間耐えられるかがますます不安になってきたので、『ミッドサマー』を一緒に見てくれた友達を誘ってみようかな、と思っている。あと最近アマプラに『ヴァチカンのエクソシスト』が入ったと話題になっていたため、こちらも近いうちに見たいと思う。